GReeeeN電撃解散?
メンバー全員が歯科医になったことで、解散するという報道がなされています。逆に解散はないという記事も出ているようです。以前、メンバーにエールを送るブログを書きましたが、今回は歯科医師の先輩として大変危惧しています。
「三つ子の魂百まで」といわれるように、歯科医もはじめに覚えたことがその後の治療に大きく影響するといえます。研修医の時期に基本的な知識ときちんとした技術をつけないと、結局そのしわ寄せは患者さんにということになります。何より困るのは、本人がそれでいいと思ってしまうことです。
当院にも時々なんでこんな治療をされたの?というような患者さんが転院してきます。決して前の歯医者さんが手を抜いたとかいい加減だったとかではないようです。話を聞く限りは、まじめに治療に当たっていたようですが、それがどうも的はずれのようなことを見受けます。
今、歯科医院はコンビニの数より多いといわれるほど過当競争の時代です。今後は、十分な知識と技能を持たない歯医者は淘汰されていくに違いありません。
彼らはテレビに出たり、コンサートをやったりはしていないようなので(すいません。実際はどうなのかはあまりよく知りません)、ある程度時間のやりくりはできるかもしれません。しかし、歯科医として生きていくなら「二束の草鞋」は難しいでしょう。GReeeeNのメンバーもそのことがうすうすわかっているから、このようなうわさが流れるのだと思います。
老婆心ながら、解散とはいいませんが、少なくとも3~4年は歯科医としての基本を学ぶために活動休止することをお勧めします。
私自身も淘汰されないようスタッフともども切磋琢磨していきたいと思います。
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