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2008年11月28日 (金)

菊谷 武 先生

先日、日本歯科大学付属病院口腔介護・リハビリテーションセンター長である菊谷武先生の講演を聞く機会がありました。

先生がおっしゃるには、歯科医の本分は、歯を守ること、咀嚼を守ることそして生活を守ることだということです。

「歯を守る」というのは、虫歯や歯周炎の治療をしたり入れ歯を作ったりと今まで主に歯医者がしてきたことそのものです。

「咀嚼をまもる」というのは、食べ物をちゃんと噛んで飲み込めるようにすることです。そのためには、単に歯を治すだけでなく、嚥下ということまで考えて対応する必要があるということです。

そして「生活を守る」とは、上記の二つのことから家族で外食に行けたり、しっかり食べていつまでも健康で暮らしていけるようにすることです。

今まではどちらかといえば後ろ2つのことはあまり考えない歯医者が多かったように思います。8020達成者が20%ほどもいるようになった現在、歯だけのことを考えているだけではいけない時代になってきたと思われます。

かって100歳の双子姉妹として人気者だった「きんさん」と「ぎんさん」は、ご存知の方もいるように、ほとんど歯がない方でした。それなのにあれだけ元気だったのは、よく笑われていたから・・・つまり、あの笑顔を作れるだけのお口の周りの筋肉がしっかりしていたので、ちゃんと食べ物を飲み込むことができたからだといわれています。

これからは「きんさん」「ぎんさん」のような元気なお年寄りがもっともっと多くなるよう、我々歯科医師もサポートをしていく必要があるのではないでしょうか。

図解 介護のための口腔ケア (介護ライブラリー) 図解 介護のための口腔ケア (介護ライブラリー)

著者:菊谷 武
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 これは菊谷先生が書かれた口腔ケアの解説書です。専門家でなくともよくわかるようにかかれてありますので、口腔ケアにご興味のある方は一度ご覧になると参考になると思います。

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